第8回こども在宅勉強会

第8回 こども在宅勉強会

急性期病院の小児のリハビリテーションについて

    症例からみる補装具作成の流れ

●急性期病院の小児リハビリテーションについて

 

 倉敷中央病院の小笠佑輔さんにお話しいただきました。

●成人・小児の「リハビリテーション」の違いとは?
・子どもについては「ハビリテーション」。再びを意味する「re」がないという事。つまりこれから、成長・発達していく。という事です。
・それから、岡山県内で周産期のリハビリテーションを行なっておるのは倉敷中央病院のみだそうです。そのため、近隣県からの外来フォローも行なっているそうです。

●発達・変形を視野に入れた補装具作成の流れ

今回は1症例に対する
補装具選定の流れやポイントをお伝えしていただきました。

 <姿勢評価>

●抱っこでの評価:安定面はどこか、バイタルはどうか、上体挙上角度はどうか

●関節可動域制限

●粗大運動:動きの特徴を把握

●筋緊張:左右差や支持位置の検討

これらについて評価を行い、提示して頂いた症例ではどのような状態だったのか、何をポイントに評価~作成まで進めたのかを話していただけました。

その後実際の完成までの流れを教えて頂きました。

  

最後に質問や意見交換も行うことができました。

今回は急性期病院スタッフも多く参加していただいていたので、在宅ではどうなのか、病院ではどうなのか等も聞くことができました。
普段疑問や不安に思っている事等も聞くことができて、よかったと思います。